試合:WBA世界スーパーフライ級王者の井岡が12回度となる大晦日のリングに上がった。挑戦者はベネズエラから乗り込んできたペレス。初回、井岡は相手のジャブを冷静に対応すると、ジャブから左フックをヒット。いつも通り滑らかな動きを見せて上々の立ち上がり。2回、ペレスはガード上でもお構いなしとばかりに左右フックを叩きつけて反撃。ラウンド終盤、井岡は左ボディを突き刺し一瞬動きを止めた。3回、井岡は右クロスから左ボディ、右ボディアッパーと徹底的にボディに狙いを定める。強気に打ち返したペレスだが体力は削られているようだ。4回、井岡はロープに詰めて上下に打ち分け攻勢。要所要所で左ボディを差し込み見栄えの良さをアピール。5回、井岡は右ショートでガクッと腰を沈めさせるとパンチをまとめてダウンを演出。再開後、右ストレートで2度目のダウンを奪った。6回、井岡はカウンターの左ボディから豊富な手数で圧倒。勝負が決まったのは7回。井岡は攻撃の手を緩めずKOチャンスを伺うと、ワンツーからパンチをまとめて3度目のダウンをゲット。ペレスは座り込んだまま10カウントを聞いた。圧巻の内容を見せた井岡がKO勝ちで初防衛に成功した。