試合:3戦全勝(3KO)の鈴木がWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級1位のビトールと拳を交えた。ビトールがキレ味鋭い左フック、右オーバーハンドを叩きつけて先制攻撃。その迫力に会場からどよめきが起こる。しかし、鈴木はガッチリとブロック。初回からスリリングな攻防を繰り広げた。2回、鈴木は集中力を高めて相手の強打をブロックすると、ジャブから左ボディにつなげる。ビトールはプッシュしながら右アッパーを突き上げるが、相手のボディ攻撃に顔をしかめてきた。3回も鈴木のラウンド。左ボディを軸に左フック、さらに右ストレートを好打。相手の左目上を切り裂いた。4回、ビトールはボディにパンチを集めると右フックを強振。5回、鈴木は体を密着した状態から左ボディをヒット。苦しくなってきたビトールだがラウンド終了間際に、逆ワンツーでダウンを演出した。6回、鈴木はジャブから立て直しを図ると左ボディを突き刺し攻勢。7回、鈴木は左フックで膝を揺らすとパンチをまとめてダメージを与えた。最終8回も鈴木は攻撃の手を緩めず攻め切った。採点は割れたが鈴木を支持。鈴木が強敵を撃破した。