試合:フェザー級2冠王座を懸けて日本チャンピオンの松本とナイジェリア輸入ボクサーのオイコラが激突した。松本がシャープな左から組み立てると打ち下ろしの右ストレートを好打。距離を意識しながら丁寧な攻めを見せた。2回、オイコラはジャブを飛ばすが、松本は冷静に対応。右ボディ、ワンツーを叩き込み見栄えの良さをアピール。3回も松本は緩急をつけた左からワンツー左ボディにつなげた。4回、左の差し合いでハイレベルな攻防を繰り広げたが、ここでも上回ったのは松本。5回、オイコラは左ボディを叩きつけると松本も真っ向から応戦。松本のコンビネーションが冴えわたった。5ラウンド終了時の公開採点は49-46×1、50-45×2で松本がリード。6回も松本のラウンド。ショートアッパーを織り交ぜると左ボディを突き刺し着実に体力を削っていった。7回以降も松本はディフェンシブな相手を攻め立ててポイントを加点。11回、オイコラはプレスをかけてワンツーをヒット。ジャッジに攻勢をアピール。最終12回、お互いに最後の力を出し切って打ち合った。大差判定勝ちで松本がフェザー級2冠王者に輝いた。