静かな立ち上がりとなったウェルター級4冠頂上決戦、サウスポーのスペンスはジャブからボディにパンチを伸ばすと、スイッチヒッターのクロフォードもサウスポーからスタート。すると2回、クロフォードが逆ワンツーで会心のダウンを奪う。その後も逆ワンツー、更に左を決めて、俄然優位に進める。5回開始前にスペンスへドクターチェックがはいるも試合は続行。その後もクロフォードが全てのパンチをカウンターで合わせ、スペンスを追い込む。スペンスはボディにパンチを集め、終盤に望みを繋げようとした。しかし7回、右アッパーからのフックで再びダウンを奪うと、ラウンド終了間際にまたも強烈な右フックで倒した。すると迎えた9回、右フックの鋭いカウンターからワンツーで攻め立てストップ。クロフォードが9回TKO勝利で史上初の2階級4団体制覇王者誕生となった。