試合: 初回からジャブを突きながらプレスを強めたのはキャメロン。地元の声援を背負うテイラーは、時計回りに大きくリングを横に動きながら、ジャブを突き返して距離を保った。2回に入っても前に出てくるキャメロンに対して、テイラーは左フックと右ストレートを返して顔面をとらえた。キャメロンがワンツーとボディを増やした3回、テイラーがワンツーで踏み込んで前で仕掛ける場面があった。カウンターを狙うテイラーはロープ手前まで誘って、キャメロンのワンツーに左ロングフックと右ストレートを返す。6回、リング中央で頭をつけてショートをボディとがんめんに打ち合った両者。テイラーはスペースができると左、右、左と遠心力に任せて3つ続けた。テンポの速い展開は終盤に入っても変わらず。手数は右ストレートを軸にするキャメロンが上回ったが、テイラーはステップとガードで被弾を回避するとキャメロンの打ち終わりにパンチをまとめてポイントを稼いだ。互いに連打の終わりにクリンチした最終回、リング中央で打ち終わった。ジャッジ1者はドロー、2者はキャメロンを支持。キャメロンがタイトル防衛に成功した。