試合:ロンドン五輪銅メダリストの清水がデビュー7年目でついに世界戦の舞台に立った。立ちはだかるのはロンドン・リオ五輪2大会連続金メダリストで、WBO世界フェザー級王者のラミレス。エアロ・スミスの「ミス・ア・シング」が流れる中、清水は両手を挙げてリングに向かい、大一番に気持ちを整えた。サウスポー同士による一戦は、清水が左ストレートを差し込むがラミレスはガッチリとブロックすると角度のある右アッパーを好打。ラウンド終盤には右のダブルのコンビネーションを決めた。2回もラミレスはスピード活かした攻撃で攻勢。3回、清水が左ストレートをねじ込むが、ラミレスはすぐにリターン。有効打で上回った。4回、清水は左ボディアッパーからショートアッパーで反撃。しかし、ラミレスは上下の打ち分けでロープを背負わせて攻勢。なんとか踏ん張った清水だがダメージを重ねた。5回、ラミレスは怒涛の連打から左アッパーでダウンを演出。再開後、パンチをまとめてレフェリーストップに持ち込んだ。ラミレスが初防衛に成功。最後まで勝負を諦めなかった清水だが王座を獲得することはできなかった。