試合: 初回からガードをしっかり固めてプレスをかけたカネロは、サウスポーのライダーにロープを背負わせた。ボディを叩いて下からの攻めを組み立てたカネロが終始ペースを掴んで主導権を譲らず試合を進めた。3回にはライダーが鼻と口から血を流し始めた。試合が動いたのは5回、カネロの右フックでライダーがダウン。プレスを緩めないカネロが大差判定勝利で、12年ぶりの凱旋試合を歓喜で終えた。

カネロコメント「挑戦者は打たれ強かった。サウスポーで頭をインサイドに持ってくるのでそれも気をつけないといけなかった。ノックアウトを狙ったがボクシングではよくあることでとにかく打たれ強かった。とにかく地元で勝ててみんなに喜んでもらえてよかった。ビボルとの再戦を望んでいるが、条件が合わなければ別の対戦相手を考えたい。痛めていた左手は、問題なくパンチを打てたので次の試合でも心配がなくなった」