試合:注目の女子世界戦。約3年ぶりの復帰戦でいきなり世界挑戦となった小澤がジャブからワンツー、右アッパーを繰り出しブランクを感じさせない動きを披露。上々のスタートを切った。2回、ガードを固めて前に出る吉田だが、距離が遠く感じるのか手数が少ない。3回も小澤は左を軸に打ち合いに付き合わず前に出てくる吉田に右ストレートで迎え撃った。5回、手数を増やしてアグレッシブに攻める小澤に対し、吉田も右ストレートをヒット。6回、小澤は左アッパーを織り交ぜたコンビネーションで攻め立てるが、吉田は右カウンターで膝を揺らし意地を見せた。7回、吉田のエンジンがかかってくる。プレスをかけながらの右オーバーハンドがヒット。明確にポイントを奪った。8回、小澤は再びジャブを飛ばしながらワンツーを好打。距離が詰まるとクリンチで攻撃を遮断した。最終10回、吉田はワンツーで膝を揺らすとパンチをまとめて攻勢。小澤も歯を食いしばりながらパンチを返して試合終了のゴングを聞いた。採点は割れたが小澤を支持。3度目の挑戦で新チャンピオンに輝いた。