試合:スピードとプレッシャーで圧倒したリナレスは初回、ラモレスをコーナーからコーナーへと徐々に距離を詰めて動きを見た。左の打ち分けでタイミングを図るリナレスは2回、ジャブ、ショートボディ、アッパーと左から試合を組み立てた。プレッシャーを強めた3回、リングのど真ん中でリナレスは、左をボディに真っ直ぐ打つと右ショートストレートを打ち込み、ラモレスは崩れ落ちた。立ち上がったラモレスだが4回、ロープ際に追い込んだリナレスは左ストレートボディからの右ショートストレート、同じコンビネーションでラモレスからKO勝利を挙げた。 　試合後には、ライアン・ガルシアの次の対戦候補に挙げられたことを伝えられると「日本に戻って準備する。メンタルもフィジカルも今がベスト」と7月に予定される決戦に目を輝かせた。