試合:三者三様の引き分けとなったヘビー級無敗対決。まずは挑戦者のヒューリーが左であおりながら積極的な攻撃で幸先の良いスタート。ワイルダーの返しの右も当たったがこれは浅かった。2回もヒューリーの左が冴えわたると相手のパンチをボディワークでかわし攻勢をアピール。3回、ジリジリと距離を詰めたヒューリーは耳の裏にワンツーを決めてダウンを演出。立ち上がったワイルダーだが足元は定まらない。4回、ダメージが残るワイルダーを攻め立てたヒューリーだが、右を振り回し仕留め切れなかった。5回、ヒューリーは左ボディで2度目のダウンを奪うと躊躇なく襲いかかった。防衛に赤ランプが灯ったワイルダーは逆転の一撃を狙うが、ダメージの蓄積で厳しい状況。7回、ヒューリーはじっくりと攻めるとワンツーから連打で試合を終わらせた。19.1kgの体重差を活かし、巧みな試合運びを見せたヒューリーが新チャンピオンに輝いた。ワイルダーは11度目の防衛に失敗した。