試合:WBA世界バンタム級暫定王者決定戦が9日、米国ペンシルベニアで行われた。井上尚弥(26=大橋)がスーパーチャンピオンの座に就いている中で行われたこの試合は、元世界チャンピオン同士の一戦。両選手ともに来日経験もあるギジェルモ・リゴンドー(39=キューバ/米国)とリボリオ・ソリス(37=ベネズエラ)とあって、日本では特に注目を集めた。 　試合は距離が近かった初回こそソリスがペースをつかんだが、その後はアウトボクシングに徹したリゴンドーが時折見せるシャープな左ストレートでソリスを中に入れずポイントアウトして退けた。判定はスプリットディシジョンの2-1(115-112,112-115,116-111)と割れたが、リゴンドーの完勝だった。