試合:アマ30勝(15RSC)16敗、デビュー戦の中井が5戦無敗のクィドラットと対戦。立ち上がり、左構えから上体を柔らかく使い右ジャブ、左ストレートを打ち込む中井が早くも左を効かせ試合を優位に進める。クィドラットもガードを固め踏み込むと左ボディ、フックを返し、2回には相撃ちで右アッパーを好打。打ち終わりを狙われての被弾も目立ったが、強気に攻め続けるとこの回終了間際に右を合わせダウンを奪った。手痛い洗礼を浴びた中井は、続く3回もクィドラットのタイミングを外した右に苦しんだが、フットワークを使うと左のショートから右フックを返し、流れを引き戻した。4回に入るとクィドラットの不規則に放つ右にも慣れ、1分を過ぎたところでボディブローから一気にラッシュ。クィドラットもしぶとく左右を返したが、ダメージは大きく、5回もジャブが機能した中井がペースを握った。しかし、この回終盤、中井は攻め急いだのか、ワンツーに左フックを合わされ2度目のダウン。あとがない中井は最終6回、上下の打ち分けで追い込むが、クィドラットもダウンを拒否しこのままゴング。判定はジャッジ2者がドローとした。