試合:チャンピオンのバランチクが圧力をかけながら荒々しく左右フックを振り回すが、サウスポーのテイラーはサークリングしながらジャブを散らし距離を作る。2回、テイラーは前に出てくるバランチクを冷静に捌くと左ストレートを好打した。4回、テイラーは左アッパーから右フックをヒット。返しのパンチをバックステップで回避しディフェンス能力の高さを見せた。5回、ペースを取られていたバランチクは左フックでガクッと腰を沈めさせるとショート連打で反撃。6回、テイラーは距離を詰めて打ち合うと右ショートをカウンターで決めてダウンを先取。さらに連打から左ストレートを振り抜き倒した。フラフラになりながらも立ち上がったバランチクはゴングに救われた。8回、タフなバランチクは力強いパンチで迫り王者のプライドを見せる。10回、テイラーは右ボディを叩きジャブからワンツーを決めて丁寧に攻めてペースを維持。12回、逆転を狙うバランチクはワンツー連打で襲いかかるが、テイラーは無理をせず試合終了のゴングを聞いた。地元期待のテイラーが大差判定勝ちでWBSS決勝進出を決めるとともにIBF王座を獲得した。