試合:2階級制覇したアンドレイドのWBOミドル級初防衛戦は世界2度目の挑戦となる同級8位のアカボフを迎えてニューヨーク・マジソンスクエアガーデンで行われた。サウスポー同士の戦い。右ジャブを差し合う両者は距離を奪い合う。アンドレイドは右ジャブから踏み込んで右フックを狙う。対して、アンドレイドのジャブをガードしたアカボフは上体を低く保つとジャブをボディに飛ばした。2ラウンド、アンドレイドはスピードのあるジャブから左右のボディを決める。3ラウンド、開始からアカボフが積極的に前に出たが、アンドレイドのジャブが勝り近づけなくなる。4ラウンド、距離を掌握したアンドレイドが低い姿勢で距離を詰めるアカボフに左アッパーを決め優勢を印象付けた。5ラウンド、アンドレイドは徐々にプレスを強めジャブを当て続け試合をコントロールした。6ラウンド、アンドレイドの右ボディが決まりアカボフの動きが一瞬止まるがダウンは拒否した。7ラウンド、アカボフはさらに上体を下げ右ジャブで打開をはかるがアンドレイドのジャブにパンチが続かない。8ラウンド、アカボフの手数が極端に減りアンドレイドのジャブがヒットし続けた。9ラウンド、アンドレイドはKOを狙い一気に詰めるがアカボフも足を使い右を当てチャンスを作るが決めきれず。10ラウンド、両者偶然のバッティングでアカボフ右目上をカットした。11ラウンド、スピードの落ちないジャブで試合をコントロールするアンドレイドだが、足を使い的を絞らせないアカボフが粘りを見せた。最終ラウンド、アンドレイドが終始ジャブを当て続けると終了30秒前にレフェリーが試合を止めた。アンドレイドは足を使うアカボフを倒すことはできなかったが完勝で初防衛に成功した。