試合:6月の北海道凱旋以来のリングとなった玉山は、12戦10勝(2KO)2敗のクリエンクライと対戦。立ち上がり、左ジャブを突いて相手を見定めにかかる玉山に対し、タイ人も堅固なガードから左右を繰り出し徐々に圧力を増した。2回は玉山が上下の打ち分けで攻勢に。ボディを嫌がったクリエンクライは明らかにペースが落ち、3回も足を使った玉山がボディから左フック、右クロスを返しリードを保った。クリエンクライもこの回終盤から思い切って左右を振すと、後半にかけて何度か玉山を捉える場面もあった。時折パンチをまとめられヒヤッとさせた玉山だが、終盤もボディからの攻撃が繋がり、最終8回は右ストレートでクリエンクライの腰を落としてみせた。最後はラッシュで倒しにかかった玉山だが、相手もタフに打ち返しゴング。6～7ポイント差の判定勝ちを収めた。