試合:日本5階級制覇王者・湯場忠志氏の長男、海樹のプロ3戦目。21戦のキャリアを持つカナダに対し、長身サウスポーの湯場は立ち上がりから右ジャブで寄せ付けず、冷静にコーナーへ詰めては右フック、左ストレートをヒット。カナダも2回に入ると打ち終わりを狙っては右を伸ばしたが、早くに距離を支配した湯場からはヒットを奪えず。3回も湯場が長いリーチを活かした攻撃でポイントを奪ったが、カナダの踏み込みに手こずる場面もあった。それでも4回に入るときっちりと修正し、カナダのプレスを右フックでかわしつつ、左ストレートを当てた。さらに5回には不用意な一発をもらいながらも力強いワンツーでカナダを追い込み、攻勢を印象づけた。あとは倒すだけの湯場は最終6回、左ストレートを効かせると連打で一気に攻め立てたが、カナダの粘りもあり決めきれず。3戦目にして連続KOを逃したが、大差をつけての判定勝ちで3勝目を飾った。