試合:引き分けで終わった前回の決定戦から3カ月半、ダイレクトリマッチはヘノが序盤から右アッパー、左フックで先手を取った。流れを取り戻そうと荻堂はワンツーで対抗、3回には右フックを効かせるが、ヘノも負けじと連打で動きを止め、リズムを渡さない。4回、ヘノはなかなか手数の出ない荻堂に対し両手を下げて撃ち合おうとアピールする場面も。4回時の採点で劣勢になった荻堂は懸命に手数を増やす。ヘノも負けじとお互いボディの削りあいとなったが、荻堂は再三のローブローで注意を受けてしまう。ヘノの右アッパーで動きを止められ、突破口をつかめないまま入った7回、ヘノの踏み込んだワンツーで効かされた荻堂は後退。ヘノはそのチャンスを逃さず、怒涛の連打から打ち抜いたワンツーをヒットさせ、荻堂は前のめりのダウンを喫する。なんとか立ち上がった荻堂だったが、追撃を緩めないヘノに連打を浴び、無防備になったところでセコンドがタオルを投入。因縁の再戦はヘノの勝利で決着がついた。