試合:日が沈むとクールダウンしてきたスタブハブセンターで、クアドラストとエストラーダがダブル世界戦の会場を温め直した。初回、中間距離に立ったクアドラストがボディへの連打から右ストレートにつなぐとエストラーダは中に踏み込まさないために左アッパーをコンパクトに振り上げた。時折スイッチするクアドラス。中盤からはサウスポーから左フックで顔面を狙うとエストラーダも左を返して主導権争いは続いた。7ラウンド、プレスを強めたエストラーダが右ストレートを顔面に見舞ってペースを引き寄せた。クリンチのないクリーンなパンチの交換に会場からは大きな声援が送られた。9ラウンドに観客がワオッと叫んだのはクアドラストがエストラーダのアゴを突き上げた右アッパー。試合が動いたのは10ラウンド、この回2発目の右ストレートでエストラーダが倒した。立ち上がったクアドラスはプレスをかけて追撃は許さず。11ラウンド、クアドラスは足を止めずに手数も増やしてリズムを作ると終盤に打ち合うが決定打には恵まれず。最終ラウンド、左アッパーからから右ストレートにつなぐエストラーダとボディから上につなぐクアドラス。最後まで互いに倒しに出るが判定へ。言い間違えに大ブーイングが起きたが、エストラーダの勝ち名乗りにファンも納得。