試合:初回は様子見で始まったが、次の回からノックアウトがプレスをかけ小野が迎え撃った。5回終了間際にノックアウトの右フックを浴びた小野は大きく腰を落とした。6回、さらに圧力を強めるノックアウトに小野も足を止めて応戦。しかし、ノックアウトのノーモーションの右が再三ヒット。7回はノックアウトの右ストレートがボディを決まり小野を後退させた。中盤は両者ともに手数の少ない展開となったが、10回残り30秒、カウンターを狙った小野にノックアウトの返しの左フックが決まり尻もちをつくダウン。ポイントで厳しい状況となった小野は積極的な攻撃で逆転を狙い左ストレートを決めたが、大きく流れを変えることはできず試合終了のゴングを聞いた。最大9ポイント差をつけたノックアウトが判定をものにし、暫定王座時代から数えて5度目の防衛をはたした。最後まで諦めない姿勢を見せた小野だったが、2度目の世界挑戦も実らなかった。