自国を出て戦った経験がなく世界的な実績も皆無の挑戦者が相手ということもあり、オッズは19対1で地元のバドラー有利と出ていたが、実際にゴングが鳴ってみると試合は接戦になった。勝負を分けたのは10回、11回、12回のラスト・3ラウンドだった。王者のペースが落ちたのに対し、ロハスはスパート。貴重なポイントをゲットしてジャッジ三者から115対113の支持を取りつけた。殊勲の勝利をあげたロハスは23戦16勝(8KO)2敗3分1無効試合。スーパー王者になってからは初めて、通算では6度目の防衛に失敗したバドラーは31戦29勝(9KO)2敗。