試合:Sバンタム級の世界ランカー、セルバニアがカシミジムに移籍して初戦となる一戦。初回からセルバニアがボディへ鋭いコンビネーションを決めていくとバロングサイは守勢を強いられる。会場が静かに見守る中、セルバニアのペースは続き回転のあるパンチを繰り出した。4回もセルバニアが積極的に攻撃を仕掛けたが偶然のバッティングで左眉を大きくカット。5回もセルバニアがテンポの良い攻撃で攻め立てるがバロングサイの粘りも粘りをみせる。セルバニアは的確にパンチを決めポイントを稼いだが、ダウンを奪うことはできなかった。フルマークの判定勝利でセルバニアが無敗をキープした。
■セルバニア(カシミ)
「相手がディフェンシブでなかなか攻めてこなかったのでやり難かった。日本にチャンスを求めてやってきたので世界チャンピオンを目指す」試合後、バッティングで負った治療で7針縫った痛々しい姿で会見に臨んだ。