試合:ロマゴンの愛称でお馴染みのP4Pナンバーワン、ローマン・ゴンサレスと元二階級制覇王者、ブライアン・ビロリアの一戦。ワンツーと右ストレートボディを主体に手数を増やして前に出て仕掛けるブライアに対してロマゴンは初回と2回のラウンド後半には距離をつめて冷静にショートレンジでパンチを当てる。試合が動いたのは3回。ビロリアの右より先に右ストレートをコンパクトに打ち抜いたロマゴンがダウンを奪った。追撃を逃れたビロリアだがロマゴンのアッパーに二万人集まった会場がどよめく。接近戦でビロリアに対して左右にポジションを変えながらボディとアッパーを連打してディフェンスの隙をついてプレスを強めるロマゴン。ロープを背にする場面が増えても粘るビロリアはロマゴンに決定打を許さず。それでもビロリアのダメージが蓄積されているのは明らか。レフェリーが試合を止めたのは9ラウンド。ロマゴンがパンチをまとめたところでストップした。