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判定3-0
118-109,119-108,120-107
118-109,119-108,120-107

「短期決戦ならワイルダーに分があるが、試合が長引けばスティバーンのもの」という予想が大勢を占めたカードだが、意外にも勝負は判定まで持ち込まれ、新王者誕生という結果になった。身長200センチのワイルダーは体格の利を生かして左ジャブを突いてスタートした。身長で12センチ、リーチで8センチ劣るスティバーンはガードを固めて相手の懐に潜り込もうとするが、挑戦者の左が邪魔でなかなか目的を果たせない。4回には王者がボディから顔面にパンチを返して挑戦者を慌てさせる場面をつくったが、続く5回には逆にワイルダーが右を打ちおろしてスティバーンを脅かした。アウトボクシングに徹した挑戦者が主導権を握って迎えた7回、ワイルダーは得意の右を決めて王者を後退させたが、後続打がなく詰め切れなかった。後半に入ると両者とも疲労の色が濃くなり、パンチの数は減り精度も落ちた。最終回、劣勢を悟ったスティバーンは最後の反撃を試みたが、リードを確信したワイルダーが無謀な打ち合いに応じることはなかった。生まれも育ちも米国という世界ヘビー級王者は、06年11月~07年6月のシャノン・ブリッグス以来、約8年ぶりのこと。この間、米国のヘビー級勢は世界挑戦19連敗、世界戦20連敗という不名誉な記録を更新中だった。ワイルダーのプロデビューからの連続KO勝ちは32で止まったが、試合内容はともかく米国ボクシング界にとっては光明となる戴冠劇といえよう。新王者ワイルダーは33戦全勝(32KO)、初防衛に失敗したスティバーンは27戦24勝(21KO)2敗1分。
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