試合:フィリピンのホープ、16勝(10KO)1敗の戦績を誇るOPBFランカー、サウスポーのダスマリナスを迎えた木村。ダスマリナスのスピードと速く多彩なリードに戸惑い、左右の連打を浴びるスタート。すると徐々にパンチにも慣れてきた矢先、2R終了間際に左アッパーで倒されてしまう。スピードはほぼ互角だが、回転とパンチの速さは相手が上回る。それでも木村は上体を低くしては果敢にダスマリナスの懐入り、フック、アッパー、ボディブローで主導権は握らせず。ダスマリナスは4Rに木村のパンチで左目上をカット。試合には影響しなかったが、このあたりから大振りが目立ち、木村に攻め込まれる場面も。木村を突き放そうと左右を振るうダスマリナスのパンチを受けながらも前進を止めず、最終ラウンドもボディを狙い果敢にアタックした木村だったが、ポイント差を跳ね返すまでには至らず。