試合:前日計量の後に話したとおりプレスをかける原田に対し中谷は初回、リングを大きく使って様子を見た。左ボディから上下左右にコンビネーションを見せた2Rの中谷だが原田も右ストレートを返して追撃を免れた。強めの左ジャブで距離をとる中谷が右アッパーをコンパクトに打ち上げた3R、原田はプレスを緩めず右ストレートを狙うがとらえきれず。それでも終了間際に原田が左アッパーを打ち返してゴング。4Rは中谷が積極的に前に出るが原田の右ストレートを被弾。中谷は両目上を原田の有効打でカットした。それでも4R終了時の途中採点はジャッジが三者ともに39-37で中谷を支持した。中盤は中間距離を保った両者、主導権争いを繰り返すが決定打に恵まれず。7、8Rに左ボディを突き刺した中谷に原田はプレスを緩めず右ストレートで応戦。8終了時までの採点は3-0(77-75,79-73,79-73)とジャッジはチャンピオンのボディ攻撃を支持した。壮絶な打ち合いになった9R、中谷は左フックを原田は右ストレートをそれぞれに被弾し足元がふらつくがゴング。コーナーに戻って一息入れた。10R、プレスをかけ続ける原田だが左ボディとワンツーで中には入れない中谷。距離はつまらず。最終回、ジャブを突いて距離をとりながら足を使ってリングを回る中谷。プレスをかけるが踏み込めない原田。中谷は最後に右ストレートで原田の首をはねあげると連打で仕留めにいくがゴング。試合は判定に。