[海外ニュース]2014.6.24
Feウォーズ勃発か
 スター選手が揃ったフェザー級で、トップ同士のサバイバルマッチが組まれていきそうな気配だ。WBAのスーパー王者ノニト・ドネア(31=比/米)、レギュラー王者ニコラス・ウォータース(28=ジャマイカ)、IBF王者イフゲニー・グラドビッチ(27=露/米)、そして21日にプロ3戦目でWBO王座を獲得したワシル・ロマチェンコ(26=ウクライナ)――トップランク(TR)社傘下のタレントたちの潰し合いが始まりそうだ。
 現在、フェザー級はドネア、ウォータース、グラドビッチ、ロマチェンコのほか、WBC王座にジョニー・ゴンサレス(メキシコ)が君臨している。しかし、ゴンサレスはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と近いことや、前王者アブネル・マレス(メキシコ/米)側のオプションに縛られていることなどもあり、統一プランからは外れている。9月にホルヘ・アルセ(メキシコ)との対決が計画されている裏には、こうした事情もあるわけだ。上記4王者たちの今後に関し、TR社のカール・モレッティ・マッチメーカーは「トーナメントという表現はつかいたくないが、フェザー級には彼らのほかにもクリス・アバロス(米=スーパーバンタム級でIBFの挑戦権獲得)やガマリエル・ロドリゲス(プエルトリコ)もいる。様々な組み合わせを考えていくつもりだ」と話している。4王者ともこの1ヵ月以内に試合をしており、いずれも次戦は9月~11月が有力とみられている。どんなカードが組まれるのか楽しみに待ちたい。