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[海外ニュース]2014.6.3

第3戦を望むケスラー

 前WBA世界スーパーミドル級王者ミッケル・ケスラー(35=デンマーク)は5月31日に英国ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたカール・フロッチ(36=英)対ジョージ・グローブス(26=英)のタイトル戦をリングサイドで観戦。試合後、過去に1勝1敗と星を分けているフロッチとの決着戦をあらためて要望した。
 ケスラーとフロッチは10年4月と13年5月に世界王座をかけて対戦した経験を持っている。初戦はケスラーが判定勝ちを収めてWBC王座を獲得、再戦ではフロッチが判定勝ちでケスラーのWBA王座を吸収し統一王者になっている。その後、ケスラーは実戦から遠ざかっているが、4月に戦線復帰を宣言し秋の再起戦に向けて調整を続けている。フロッチ対グローブスの再戦を観戦したケスラーは「まずはカールにおめでとうと言いたい。彼との決着戦を希望しているが、できることならもう少し準備期間がほしい。でも、戦えば勝つ自信がある」と、強気とも弱気ともとれるコメントを残している。フロッチに対しては31日の前座で行われた挑戦者決定戦で勝利を収めたジェームス・デゲール(英)がIBFの指名挑戦権を持つが、フロッチ自身は米国ラスベガスでの試合も視野に入れており、まだ次戦は流動的だ。