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[試合結果]2014.4.6

ブレーマーVSマカリネリ

 WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ、王者ユルゲン・ブレーマー(35=独)対挑戦者で元WBO世界クルーザー級王者エンゾ・マカリネリ(33=英)の12回戦は5日(日本時間6日)、ドイツのロストックで行われた。
○ユルゲン・ブレーマー(独)
 6回TKO
●エンゾ・マカリネリ(英)

 試合は初回から荒れた。バッティングでブレーマーが右目上をカット、マカリネリは右目が腫れ出したのだ。サウスポーのブレーマーが主導権を握り続けたままラウンドは進み、3回にはドクターが挑戦者の腫れをチェック。5回になるとマカリネリの左目周辺も腫れが目立つようになった。6回の開始を前にして、世界挑戦した経験もあるマカリネリ側のゲイリー・ロケット・トレーナーが棄権を申し出て試合は終わった。5回までの採点はジャッジ三者とも50対45でブレーマー優勢だった。初防衛に成功したブレーマーは45戦43勝(32KO)2敗、逆2階級制覇に失敗したマカリネリは45戦38勝(30KO)7敗。
 アンダーカードに出場したIBF世界ヘビー級1位のクブラト・プレフ(ブルガリア)は、イビカ・パーコビック(クロアチア)に3回終了TKO勝ちを収めている。ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)への指名挑戦権をキープしたプレフは20戦全勝(12KO)、試合2日前になって代役の声がかかった39歳のパーコビックは44戦20勝(15KO)24敗。