ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2014.4.6

ダルチニャンがFe級挑戦か

 フライ級とスーパーフライ級の元世界王者ビック・ダルチニャン(38=アルメニア/豪/米)が、5月31日に中国特別行政区マカオでWBA世界フェザー級王者ニコラス・ウォータース(28=ジャマイカ)に挑戦する可能性が高くなった。
 もともとこの日はフェザー級のWBAスーパー王者シンピウェ・ベチェカ(南ア)対ノニト・ドネア(比/米)戦と、IBF王者イフゲニー・グラドビッチ(露/米)対アレクサンデル・ミスキルチアン(ベルギー)、そしてWBAレギュラー王者ウォータースの防衛戦が予定されていた。フェザー級のトリプル世界戦という珍しいイベントだが、ウォータースの相手に予定されていたアレハンドロ・ペレス(米)が3月29日の試合で敗れたため、代役探しが急がれていた。そこで知名度があり実績もあるダルチニャンに白羽の矢が立ったわけだ。ダルチニャンは昨年11月、フェザー級転向初戦でドネアに9回TKO負けを喫しているが、8回まではポイントでリードするなど健在ぶりも示していた。戦績はウォータースが23戦全勝(19KO)、サウスポーのダルチニャンは46戦39勝(28KO)6敗1分。