[海外ニュース]2014.4.3
マカオでFe級ウォーズ
5月31日、中国特別行政区マカオのリングにフェザー級の世界王者3人が集結することになった。メインで行われるのはWBAのスーパー王者シンピウェ・ベチェカ(33=南ア)対ノニト・ドネア(31=比/米)の試合だが、それに加えてイフゲニー・グラドビッチ(27=露/米)対アレクサンドル・ミスキルチアン(28=ベルギー)のIBF戦、さらにWBAのレギュラー王者ニコラス・ウォータース(28=ジャマイカ)の防衛戦も計画されている。
フェザー級のトリプル世界戦はマカオのベネチアン・リゾート内コタイ・アリーナで行われる。主役はドネアで、勝てば5階級制覇となる。体格で勝るベチェカをどう攻略するのか注目される。ウォータースはアレハンドロ・ペレス(米)との防衛戦が予定されていたが、ペレスが3月29日の試合を落としたため相手が変更されるものと思われる。同じ階級の世界戦が三つ同時開催されるのは極めて珍しいことだが、その先には当然のことながら勝者同士の統一戦プランがある。いずれもトップランク社系列の選手だけに、秋には再びフェザー級の大きなイベントが期待できそうだ。戦績はベチェカが28戦26勝(15KO)2敗、ドネアは34戦32勝(21KO)2敗。ドネアと同じロベルト・ガルシア門下のIBF王者グラドビッチは18戦全勝(9KO)、ミスキルチアンは27戦24勝(9KO)2敗1分。WBA王者ウォータースは23戦全勝(19KO)。