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[海外ニュース]2014.3.29

チャベスVSゴロフキン 続報

フリオ•セサール•チャベスJr
 前WBC世界ミドル級王者フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(28=メキシコ)と、WBA世界ミドル級王座を10連続KO防衛中のゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン/独)の注目対決は、既報のとおり両陣営間で交渉が進んでいる。当初は米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで7月12日開催が有力と伝えられたが、1週間先送りされ7月19日開催の線で詰めに入っている模様だ。7月13日に決勝を迎える予定のサッカー、ワールドカップの日程を考慮してのことと伝えられる。
ゲンナディ•ゴロフキン
 この試合に世界タイトルはかからないが、中重量級のスター選手同士の試合とあって極めて高い注目を集めている。そのためHBOテレビが課金システムのペイ・パー・ビューで放送をすることになるという。まだ正式決定には至っていないが、試合が168ポンド(約76.2キロ)のスーパーミドル級リミットで行われることなどは確認されている。体重に関してトラブルを起こすことが多いチャベスを牽制して、ゴロフキン側の重役トム・ローフラー氏が体重超過の場合は100万ドル(約1億200万円)の罰金を提案するなど、条件は細かい部分に及んでいる。ローフラー氏は「ゴロフキンは154ポンド(約69.8キロ=スーパーウェルター級)から168ポンドまで、自在に体重調整ができる」と話しているが、「チャベスに勝ってもスーパーミドル級に転向することはないと思う。ミドル級に戻すことになるだろう」という。戦績はチャベスが51戦48勝(32KO)1敗1分1無効試合。ゴロフキンは29戦全勝(26KO)。正式決定の報が待ち遠しい。