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[海外ニュース]2014.3.28

「返り討ちさ」とアムナット

 5月7日、大阪ボディメーカーコロシアム(旧大阪府立体育会館)で井岡一翔(25=井岡)の挑戦を受けるIBF世界フライ級王者アムナット・ルエンロエン(34=タイ)が、井岡の3階級制覇阻止に自信をみせている。
 アムナットはアマチュア時代、08年北京五輪でライトフライ級銅メダルを獲得しただけでなく、07年の世界選手権でも3位に入るなど際立った実績を残している。タイで開催された07年のキングスカップではゾウ・シミン(中国)から金星をあげ、翌08年の同大会では井岡にも勝っている。そのほか4月6日に八重樫東(大橋)に挑戦するオディロン・サレタ(メキシコ)や、現WBA世界バンタム級2位ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)にも世界選手権で勝った実績を持っている。12年5月に32歳でプロ転向を果たしてからは12戦全勝(5KO)をマークしている。今年1月、ロッキー・フェンテス(比)との決定戦を制して王座を獲得、井岡戦が初防衛戦となる。そのアムナットは「井岡はオーレドン(シッサマーチャイ)らタイの3選手に勝っているが、私が彼らの代わりにリベンジを果たす。井岡にはアマチュア時代に勝っているし、今回も私が勝つよ。そして、ゾウ・シミンにもね」と、近い将来のライバル戦に自信をみせている。井岡がアマチュア時代の雪辱を果たして3階級制覇を成し遂げるのか、それともアムナットが返り討ちにするのか。決戦まで40日余となった。