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[海外ニュース]2014.3.16

ブルックが指名挑戦権キープ

 IBF世界ウェルター級1位のケル・ブルック(27=英)は15日(日本時間16日)、英国リバプールでアルバロ・ロブレス(メキシコ)に8回1分35秒TKO勝ちを収め、指名挑戦権を確保した。
 中米カリブ王座やメキシコ国内王座を獲得した実績を持つロブレスを相手に、慎重なスタートをきったブルックは徐々にペースアップ。8回に相手陣営からタオル投入を呼び込んだ。戦績を32戦全勝(22KO)に伸ばしたブルックは、4月19日に行われるショーン・ポーター(米)対ポール・マリナッジ(米)のIBF世界ウェルター級タイトルマッチの勝者に対する指名挑戦権をキープ。夏には初の世界挑戦が実現しそうだ。ロブレスは20戦17勝(15KO)3敗。
 この日のメインではWBOインターナショナル・クルーザー級王座決定戦が行われ、ライトヘビー級から転向したトニー・ベリュー(英)が元WBAクルーザー級暫定王者ワレリー・ブルドフ(露)に12回TKO勝ちを収めている。ベリューは2回に先制のダウンを奪い、6回にもダウンを追加。7回には自身が窮地に陥ったが凌ぎ、12回に左フックで仕留めた。昨年11月にアドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)の持つWBC世界ライトヘビー級王座に挑んでTKO負けを喫しているベリューは、これが再起戦だった。24戦21勝(13KO)2敗1分。ブルドフは46戦41勝(28KO)5敗。