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[海外ニュース]2014.2.28

チャベスら4選手が抱負

 3月1日(日本時間2日)、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームで開催されるイベントの記者会見が現地時間の27日、サンアントニオのダウンタウン、マーケット・スクエアで行われた。 メインのスーパーミドル級12回戦に出場するフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(28=メキシコ)とブライアン・ベラ(32=米)、そしてWBO世界フェザー級王座をかけて拳を交える王者オルランド・サリド(33=メキシコ)と2戦目で戴冠を狙うワシル・ロマチェンコ(26=ウクライナ)の4人が意気込みを口にした。 ※チャベス対ベラ、サリド対ロマチェンコは2日(日)午前11時からWOWOWメンバーズ・オンデマンドで先行生配信の予定。また3日(月)夜9時からのWOWOWライブ「エキサイトマッチ」で放送予定。ゲストはロンドン五輪ミドル級金メダリストで現WBC世界ミドル級24位、日本&東洋太平洋同級1位の村田諒太(三迫)。
 チャベスとベラは昨年9月に対戦し、チャベスが10回判定勝ちを収めている。しかし、開催日が再三変更されたすえチャベスの事情で契約体重も何度か上方修正され、判定にも疑問の目が向けられるなど因縁が残った。そのためダイレクトで再戦がセットされた経緯がある。決着戦を前にチャベスは「彼は勇敢な戦士だが、今度は私も戦う準備はしてきた。すごい試合になるだろう」と決意を口にした。ベラも「もう初戦の話はしたくない。次の試合に向けて勝つことに気持ちは向いているのだから。勝つために厳しいトレーニングを積んできた。皆さんは土曜日に壮絶な戦いを目にするだろう」と、こちらも激闘を約束した。戦績はチャベスが50戦47勝(32KO)1敗1分1無効試合。ベラは30戦23勝(14KO)7敗。オッズは4対1でチャベス有利と出ている。ベラの勝利には4倍の配当がついている。  セミに出場するサリドは「ロマチェンコが歴史をつくろうとしていることは分かっている。しかし、それは難しいだろうね。私が勝つよ」と自信をのぞかせた。08年北京五輪、12年ロンドン五輪を連覇したロマチェンコはプロ2戦目で戴冠を狙う。「ボブ・アラム・プロモーターに感謝したい。そして3月1日のイベントに出場する選手たちがリングでケガをしないように祈っている」と、こちらは自分の試合に関してはコメントを控えた。戦績はサリドが55戦40勝(28KO)12敗2分1無効試合。ロマチェンコは1戦1KO勝ち。オッズは9対4でロマチェンコ有利と出ている。サリドの勝利には4.4倍の配当がついている。