[海外ニュース]2014.2.26
ゲールがゴロフキン戦希望
ダニエル•ゲール
元WBA、IBF世界ミドル級王者ダニエル・ゲール(32=豪)が、アマチュア時代に完敗を喫している宿敵、WBA同級王者ゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン/独)に対戦を呼びかけている。
ゲンナディ•ゴロフキン
ゲールは19日に世界ランカーのガース・ウッド(豪)に6回TKO勝ちを収め、昨年8月にダーレン・バーカー(英)にIBF王座を明け渡して以来の再起を飾ったばかり。ウッド戦の内容がよかったこともあって自信を取り戻した様子だ。「私の目的は王座に返り咲くこと。ゴロフキンと私が戦えば注目度の高い試合になることは間違いない。ファンも喜ぶはずだ」と、まずは口頭で対戦を呼びかけた。しかし、ゴロフキンは4月26日に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンのサブアリーナ「ザ・シアター」で11度目の防衛戦を予定しており、いまのところアンディ・リー(アイルランド/米)が挑戦者に内定している。ゲールの挑戦が実現するとしても夏以降になりそうだ。ゴロフキンとゲールはアマチュア時代の01年、大阪で開催された東アジア大会のウェルター級決勝で対戦し、ゴロフキンが15対3のポイント勝ちを収めている。プロでは12年秋、WBAから両者に対戦指令が出たことがあったが、スーパー王者だったゲール側がレギュラー王者のゴロフキンとの対戦を拒否。その後、ゲールはアンソニー・ムンディン(豪)との対戦を選んだため王座を剥奪された経緯がある。