[海外ニュース]2013.12.19
村田の宿敵 TKOデビュー
 11年のアマチュア世界選手権ミドル級で金メダルを獲得したイェフゲン・キトロフ(25=ウクライナ)が18日、米国ニューヨークで行われたスーパーミドル級8回戦でプロデビューした。
 キトロフは元世界スーパーライト級1位のディミトリー・サリタ(ウクライナ)が主宰する「スター・オブ・ダビデ・プロモーションズ」と契約してプロに転向。この日のデビュー戦では7戦2勝4敗1分のクリスチャン・ナバ(28=米)と対戦し、左フックのカウンターでダウンを奪ってレフェリー・ストップに持ち込み、初回2分57秒TKO勝ちを収めた。
 キトロフは11年の世界選手権ミドル級決勝で村田諒太(三迫)に24対22で競り勝ち優勝。昨年のロンドン五輪でも本命視されていたが、初戦で地元のアンソニー・オゴゴ(英)に惜敗した。プロ転向に際しては元世界2階級制覇王者のバディ・マクガート氏がトレーナーを務めている。近年のミドル級トップアマとしては村田をはじめロンドン五輪銀のエスキーバ・ファルコン(ブラジル)、銅のオゴゴに加えキトロフがプロに転向。熾烈な出世争いが繰り広げられることになる。