[海外ニュース]2013.12.10
WBA、 IBF二股のゲール
ダニエル・ゲール
 元IBF世界ミドル級王者ダニエル・ゲール(32=豪)が、同級WBA王者ゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン/独)と現IBF王者フェリックス・シュトルム(34=独)に対戦希望を伝えている。
 ゲールは「IBF王座をかけてシュトルムと戦いたいが、ゴロフキンの持つWBA王座にも興味がある」と話している。そして、ゴロフキンについては「カーチス・スティーブンス(米=11月2日にゴロフキンに挑戦して9回TKO負け)が彼の弱点を暴露した。私のスタイルは彼に通用するはず」と加えている。これに対しゴロフキン陣営のトム・ローフラー・プロモーターは「いつでも大歓迎。でも、ゴロフキンは2月1日に次戦(オスマヌ・アダマとのV10戦)が決まっているので、その後ということになる」と応じている。
 ゲールとゴロフキンはアマチュア時代の2001年、大阪で開かれた東アジア大会のウェルター級決勝で対戦。ゴロフキンが15対3でポイント勝ちを収めている。また、昨年9月、ゲールはWBAのスーパー王者だったシュトルムから王座を奪った際、レギュラー王者ゴロフキンとのWBA内統一戦を強制されたが、それを蹴ってアンソニー・ムンディン(豪)との対決を選択した経緯がある。