[試合結果]2013.12.7
ジョンVSベチュカ
大会ポスター
 WBA世界フェザー級のスーパー王者クリス・ジョン(34=インドネシア)の19度目の防衛戦が6日、シンピウェ・ベチェカ(32=南ア)を相手にオーストラリアのパースで行われた。
〇シンピウェ・ベチェカ(南ア)
 6回終了TKO
●クリス・ジョン(インドネシア)

 ジョンは10年間に18度の防衛を重ねてきたロングラン王者で、今回勝てばエウセビオ・ペドロサ(パナマ)の持つフェザー級の最多防衛記録と、カオサイ・ギャラクシー(タイ)の持つアジア人最多防衛記録に並ぶところだった。オッズも6対1で偉業達成を後押ししていた。しかし、ベチェカの強打を浴びて散ることになった。4回になって攻勢をかけたベチェカは続く5回、スリップと判断されたもののジョンからダウンを奪う。ダメージを受けたジョンはゴングに救われたが、次の回に再び猛攻にさらされた。6回、さらにベチェカは2度のダウンを追加。最初のダウンはまたもスリップと判定されたが、2度目はカウントが入った。この回が終了するとジョンは勝負を諦めた。新王者ベチェカは29戦27勝(15KO)2敗。07年5月、長谷川穂積(真正)の持つWBC世界バンタム級王座に挑んで判定負けを喫している。ジョンは52戦48勝(22KO)1敗3分。