[試合結果]2013.12.1
熊朝忠が代役とV2戦
 中国初にして唯一の世界王者、WBCミニマム級王者の熊朝忠(31)の2度目の防衛戦が30日、中国の馬関で行われた。当初、熊はオマリ・キムウェイ(タンザニア/豪)と対戦するはずだったが、ビザの問題でキムウェイの中国入国が難しくなり、急遽ノーランカーのルークラック・キャットムンミー(タイ)を相手に防衛戦を行うことになった。
○熊朝忠(中国)
 5回TKO
●ルークラック・キャットムンミー(タイ)

 キムウェイの入国が難しくなったことと、熊の腕の負傷で防衛戦は延期されるプランもあったが、イベントは試合2日前になって強行されることが決定。熊の相手にはタイのルークラックが選ばれた。このタイ人は2連敗中のうえ11年12月を最後に実戦から遠ざかっている。09年以降の5戦は1勝4敗(3KO負け)という状況。イベントを保護するための緊急措置とはいえ、これを世界戦と認めるのは無理があると思われたが、試合は挙行された。
 はたして試合は一方的なものとなった。熊は5回に左アッパーで挑戦者からダウンを奪い、カウント途中で試合はストップされた。2度目の防衛に成功した熊は27戦22勝(12KO)4敗1分。ルークラックは12戦7勝(4KO)5敗。