[試合後会見]2013.6.30
「夢はメイウェザー戦」
「夢はメイウェザー戦」
29日(日本時間30日)、米国コネチカット州マシャンタケットの世界戦を終えたゲンナディ・ゴロフキン(31=カザフスタン/独)と、マシュー・マックリン(31=英)が会見に臨んだ。
マシュー・マックリン
過去2度の世界挑戦ではフェリックス・シュトルム(独)を2対1の判定まで追い込み、セルヒオ・マルチネス(亜)には11RTKOに敗れたものの7Rにはダウンを奪っているマックリンだが、この日は見せ場のない完敗だった。3Rに右脇腹に受けた一撃で10カウントを聞かされた。「ゴロフキンは本当に強い。これまでに受けたことのないパンチ力だった。マルチネスよりもゴロフキンの方が強い」と勝者を絶賛した。
ゲンナディ・ゴロフキン
勝ったゴロフキンは「きょうは比較的イージーな試合だった。早いうちにマルチネスと戦いたい。それ以外でもタイトル保持者やトップ選手なら誰とでも戦う」と自信をみせた。この日は昨年9月のグルツェゴルツ・プロクサ(ポーランド/米)戦、今年1月のガブリエル・ロサド(米)戦に次ぐ3度目の米国での試合で、HBOアフターダーク枠で全米に放送された。圧倒的な強さをアピールしただけに、今後のマッチメークに期待が持てそうだ。ゴロフキン自身は「フロイド・メイウェザー(米)と戦うのが夢」と話しており、その試合が実現するならば1階級下のスーパーウェルター級に落としてもいいと言っている。今後も27戦全勝(24KO)のゴロフキンから目が離せない。