もともとブローナーは昨秋、当時バーンズが保持していたWBOのスーパーフェザー級王座に挑戦することになっていたが、バーンズがこれを回避してライト級に転向した経緯がある。その後、バーンズはライト級も制覇し、ブローナーもスーパーフェザー級とライト級で王座を獲得。現在、両者は同等の位置にいる。
　ブローナーを擁するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)とHBOテレビは、次戦を2月16日に米国アトランティックシティで計画している。WBAのライト級暫定王者リチャード・アブリル(キューバ/米)の名前が最有力候補として挙がっているが、ここにバーンズ戦を持ってくるプランもある。
　しかし、バーンズは12月15日に計画していた3度目の防衛戦が相手の都合でキャンセルになったばかり。リスクの高いブローナー戦の前にもう1戦挟みたいというのが本音のようだ。即ブローナー戦となるか、互いに1試合挟んでからの統一戦になるか、いずれにしても来年半ばまでにはライト級王者同士の対決が実現しそうだ。