ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2012.11.3

WBA各階級の指名試合

 WBAはインドネシアのジャカルタで開催中の第91回年次総会において、各階級の王者に対する指名選手および履行義務などを確認した。
 ヘビー級は、スーパー王者のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)に対しレギュラー王者アレクサンデル・ポベトキン(露)と統一戦を行うことを義務づけた。ただし、クリチコ側の希望で試合が7月まで延びる可能性があることも了承。以下は、主なクラスの義務試合や状況。
 クルーザー級:負傷を理由に防衛戦を延期している王者ギジェルモ・ジョーンズ(パナマ)を休養王者とし、暫定王者デニス・レべデフ(露)を正王者に昇格。
 スーパーミドル級:スーパー王者アンドレ・ウォード(米)に対し、12月に行われるブライアン・マギー(英)対ミッケル・ケスラー(デンマーク)戦の勝者と6カ月以内の対戦が義務化。
 ミドル級:スーパー王者ダニエル・ゲール(豪)が正王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/独)との統一戦を拒否した場合は王座を剥奪する。
 ウェルター級:王者ポール・マリナッジ(米)に対し暫定王者ディエゴ・チャベス(亜)との統一戦を義務化。期限は2013年1月27日。
 ライト級:12月に予定されている暫定王者リチャード・アブリル(キューバ/米)対シャリフ・ボゲーレ(ウガンダ/米)の勝者を正王者に認定。
 フェザー級:スーパー王者クリス・ジョン(インドネシア)がチョンラタン・ピリャピニョ(タイ)と防衛戦を行うことを確認。セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)が返上した正王座の決定戦は、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)対ダウリス・プレスコット(コロンビア)の組み合わせで12月13日に行う。
 スーパーバンタム級:王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)は、11月に行われる暫定王座決定戦スコット・クイッグ(英)対レンドール・ムンロー(英)の勝者と統一戦を行うこと。
 バンタム級:スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)は今月開催予定のWBCスーパーバンタム級王者アブネル・マレス(メキシコ/米)への挑戦後、勝った場合はどちらの王座を保持するか態度を決めること。もしもバンタム級王座をキープするのならば、亀田興毅(亀田)対ウーゴ・ルイス(メキシコ)の勝者と統一戦を行うこと。
 フライ級:11月17日に行われるWBA王者エルナン・マルケス(メキシコ)対WBO王者ブライアン・ビロリア(比/米)の勝者は、11月10日に予定されている暫定王者ファン・カルロス・レベコ(亜)対フリアン・リベラ(メキシコ)の勝者と統一戦を行うこと。
 ライトフライ級:王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)は11月17日、ファン・フランシスコ・エストラダ(メキシコ)との防衛戦後、フライ級に階級を上げてマルケス対ビロリアの勝者に挑戦する可能性がある。暫定王者アルベルト・ローゼル(ペルー)はケガの療養中。