[試合結果]2012.9.16
アルバレスVSロペス
アルバレス(左)ロペス(右)
 WBC世界スーパーウェルター級王者サウル・アルバレス(メキシコ)の5度目の防衛戦は15日(日本時間16日)、ホセシート・ロペス(米)を相手に米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われた。
拡大写真
○サウル・アルバレス(メキシコ)
 5回2分55秒TKO
●ホセシート・ロペス(米)

拡大写真
 14対1のオッズが示していたとおり、アルバレスのパワーが一枚も二枚も上だった。2回、ロペスはワンツーでアルバレスを後退させる場面を作ったが、その回の終盤には右アッパーから左ボディを浴びてダウン。立ったところでゴングが鳴ったため追撃を免れたが、これで流れは決まってしまった。
拡大写真
 その後は22歳の王者のワンマンショーだった。3回、アルバレスは再び左のボディブローをめり込ませ、挑戦者からダウンを追加。 アルバレスは4回にはロープに詰めて左右の上下をまとめ打ち、この試合3度目のダウンを奪う。ここもラウンド終了のゴングに救われたロペスだったが、わずかな延命にすぎなかった。
拡大写真
 迎えた5回、アルバレスがロープに詰めて左右を連打。最後に右ストレートをヒットすると、この日が「ラスト・ファイト」のジョー・コルテス・レフェリーが割って入り、最後の仕事を完遂した。
拡大写真
 予想どおりの圧勝で5度目の防衛に成功したアルバレスは、42戦41勝(30KO)1分。2階級アップして挑戦したロペスは36戦30勝(18KO)5敗1無効試合。リングサイドには、対戦候補に挙がっていながら交通事故で選手生命を絶たれたポール・ウィリアムス(米)と、ロペスに敗れて挑戦を棒に振ったビクター・オルティス(米)の姿があった。