[海外ニュース]2012.4.28
1勝7敗で世界挑戦
WBA世界スーパーフライ級暫定王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)の初防衛戦が28日(日本時間29日)、ベネズエラのマラカイで行われる。挑戦者は27戦17勝(7KO)8敗2分の32歳、サンチャゴ・イバン・アコスタ(亜)。このアコスタ、なんと直近の8試合が1勝7敗という選手なのである。
WBAが暫定王座を乱発し続けることにはいまさら驚かないが、とうとうここまで来たかという印象だ。そもそもソリスが暫定王座を手にした昨年12月の時点では、テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)が正規王座に君臨、休養王者として清水智信(金子)も存在していた。そんななかでの暫定王座決定戦だった。不可解ではあるが、ここまでは珍しくもない話だ。
が、今回のソリス(17戦13勝7KO3敗1分)の初防衛戦は看過するわけにはいくまい。挑戦者のアコスタはキャリア8年の32歳で、南米王座やアルゼンチンの国内王座を獲得した実績を持ってはいる。しかし、09年以降の3年間に限っては強豪相手とはいえ8戦1勝7敗と大きく負け越しているのである。6連敗のあと昨年4月に6勝9敗1分の無名選手に6回判定勝ちを収めているが、その2カ月後には6回判定負け。BOXRECによると、これが最新試合ということになる。にもかかわらず4月6日発表のWBA最新ランキングではスーパーフライ級15位に初登場している。WBA恒例の「KOドラッグ」イベントとはいえ、許容範囲を大きく逸脱していることは明白だ。
すでに試合に向け計量も行われ、ソリス、アコスタとも114.5ポンド(約51.9キロ)でクリア。このまま試合は強行されそうだ。
暫定とはいえ世界戦の権威もここまで落ちたということか……。
が、今回のソリス(17戦13勝7KO3敗1分)の初防衛戦は看過するわけにはいくまい。挑戦者のアコスタはキャリア8年の32歳で、南米王座やアルゼンチンの国内王座を獲得した実績を持ってはいる。しかし、09年以降の3年間に限っては強豪相手とはいえ8戦1勝7敗と大きく負け越しているのである。6連敗のあと昨年4月に6勝9敗1分の無名選手に6回判定勝ちを収めているが、その2カ月後には6回判定負け。BOXRECによると、これが最新試合ということになる。にもかかわらず4月6日発表のWBA最新ランキングではスーパーフライ級15位に初登場している。WBA恒例の「KOドラッグ」イベントとはいえ、許容範囲を大きく逸脱していることは明白だ。
すでに試合に向け計量も行われ、ソリス、アコスタとも114.5ポンド(約51.9キロ)でクリア。このまま試合は強行されそうだ。
暫定とはいえ世界戦の権威もここまで落ちたということか……。