[記者会見]2012.3.20
ビュテ、フロッチが会見
カール・フロッチ(左)
 IBF世界スーパーミドル級王者ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)と、前WBC同級王者カール・フロッチ(英)が19日(日本時間20日)、英国で揃って会見を行った。
 両者は5月26日にフロッチの地元・英国ノッティンガムで対戦することになっている。挑戦者のフロッチは王者に敬意を表しながらも自信を口にした。
 「ノッティンガムに戻ってきて最高の気分だ。今度の試合を地元で行えることに関して私はビュテに感謝しなければならない。彼はスーパー・シックス・トーナメントには参加しなかったけれど、次々に挑戦者たちを退けている。地元を出なかった彼が私のホームで戦うことを承諾してくれたわけだけれども、それは自信の表れなのか、それとも間抜けなのか――たぶん自信があるのでしょう。ルシアンのことは尊敬していますが、戦いとなると別です」
 初の敵地防衛戦に臨むビュテも堂々とコメントを発した。
 「きょう、こうしてここにいることに幸せを感じています。カールには感謝の気持ちを抱いています。私とカールには似たところがありますが、試合では私が勝ちます。かつてジョー・カルザゲ(英=元同級王者)が敵地で戦って評価されたことを思い出しました。カールは攻撃型の選手なので、すばらしい試合になると思います」
 試合は5月26日、ノッティンガムのキャピタルFMアリーナで行われる。