[海外ニュース]2012.3.15
リオスvsガンボア消滅
ガンボア(左)
 4月14日に米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで予定されていたWBA世界ライト級王座決定戦、ユリオルキス・ガンボア(キューバ/米)対ブランドン・リオス(米)の12回戦は、主催のトップランク社とガンボア側のビジネス上の行き違いから消滅が確定的となった。
 通常、大試合を前に全米各地でPR記者会見が行われることが慣例となっており、今回も何度か両者が顔を揃える席が用意されていた。しかし、フロリダやロサンゼルスでの記者会見にガンボアが続けて無断欠席したことでトラブルは表面化。契約書にサインした、しないという食い違いだけでなく、HBOテレビが200万ドル(約1億7000万円)の放映権料を用意したことや、ガンボア側がアドバンス(前渡金)として7万ドル(約595万円)を受け取ったことなど、生々しい数字まで具体的に報じられている。13日にはトップランク社がガンボアに対して契約違反の訴訟を起こすまでにこじれてしまった。
 いずれにしてもガンボア対リオスのキャンセルは確実で、トップランク社はガンボアの代役として暫定王者のリカード・アブリル(キューバ/米)を立てて王座決定戦を挙行する予定だ。なお、HBOは放映を降りている。