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[海外ニュース]2012.1.24

WBAヘビー級王座の動向

 WBA世界ヘビー級王者アレクサンデル・ポベトキン(露)の2度目の防衛戦が2月25日(日本時間26日)、1階級下のWBO世界クルーザー級王者マルコ・フック(スロベニア/独)を相手にドイツのシュツットガルトで行われる。
 この試合に対し指名挑戦権を有する元王者ハシム・ラクマン(米)が一時は「待った」をかけたが、その後も三者間で調整の交渉が続けられた結果、ここに来て合意を得られたと伝えられる。ラクマン陣営がフックの挑戦を許可する代わりに、2月25日の勝者は120日以内にラクマンの挑戦を受ける義務を負うことになる。
 WBAのヘビー級王座を巡る動きとしては昨夏、IBFとWBO王座も保持していたウラジミール・クリチコ(ウクライナ)がデビッド・ヘイ(英)に勝った直後に“スーパー王者”に昇格。これにともないレギュラー王座の決定戦が行われ、ルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン)に勝ったポベトキンが王座についた経緯がある。
ポベトキンに対してはラクマンのほか元王者イベンダー・ホリフィールド(米)も興味を示している。