[メキシコ情報]2018.5.27
元王者セハが不覚 無名にTKO負け
フリオ・セハ
元WBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級王者で現1位のフリオ・セハ(25=メキシコ)は26日(日本時間27日)、メキシコシティでWBC同級シルバー王座の2度目の防衛戦に臨んだが、意外にも無名のフランクリン・マンサニリャ(29=ベネズエラ)に5回終了TKO負けを喫した。セハは2回に鼻骨を骨折したのか大量の鼻血に悩まされ、5回終了後にドクター・チェックを経てレフェリーが試合を止めた。昨年5月に元王者アンセルモ・モレノ(パナマ)を3回KOで下して指名挑戦権を獲得しながら今回の敗北でふいにしたセハは35戦32勝(28KO)3敗。無名から一気に世界戦線に割り込むことになったマンサニリャは22戦18勝(17KO)4敗。
この日はWBCスーパーフェザー級4位にランクされる20歳の新鋭エドゥアルド・エルナンデス(メキシコ)も出場、元WBA(世界ボクシング協会)スーパーフライ級暫定王者ドリアン・フランシスコ(35=比)に3回TKO勝ちを収めた。ユース王座のV4に成功したエルナンデスは25戦全勝(22KO)、フランシスコは36戦29勝(22KO)6敗1分。
同じリングで行われたWBC女子フライ級王座決定戦では、イベス・サモラ(29=メキシコ)がメリッサ・マクモロー(36=米)に98対92(二者)、100対90の10回判定勝ちを収めている。