[海外ニュース]2018.5.21
元王者フューリーの復帰戦の相手決定
タイソン・フューリー

 WBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)の元ヘビー級王者タイソン・フューリー(29=英)の戦線復帰戦は6月9日、英国マンチェスターで行われるが、その相手がマケドニア出身でアルバニア国籍、スイス在住のセフェル・セフェリ(39)に決定した。フューリーにとっては3冠を獲得した15年11月のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)戦以来のリングとなる。

 フューリーはクリチコのV19を阻止して3団体王者になったが、再戦を何度も延期したすえ王座を返上。前後してコカイン吸引などトラブルも表面化したため休養状態に追い込まれていた。しかし、出場停止期間も過ぎ、リハビリも順調だったため復帰に踏み切ることになり、6月9日に試合がセットされていた。25戦全勝(18KO)。相手に選ばれたセフェリはデビューから21連勝を飾っていたが、16年9月にマヌエル・チャー(レバノン/シリア/独 現WBAレギュラー王者)に10回判定負け。その後は2KO勝ちを収めている。戦績は24戦23勝(21KO)1敗。フューリーは「2015年の時点よりも強くなっていると感じる。これからピークに入るのだと思う。試合が待ちきれない」と復帰戦を楽しみにしている様子だ。
 なお、この日はテリー・フラナガン(英)対モーリス・フッカー(米)のWBOスーパーライト級王座決定戦も行われることになっている。