[海外ニュース]2018.5.15
ロマチェンコとの統一戦に前向きなベルトラン
レイムンド・ベルトラン
12日にホルヘ・リナレス(32=帝拳)とのダウン応酬の激闘を10回TKOで制してWBA(世界ボクシング協会)ライト級王座を獲得、史上最速のプロ12戦目で3階級制覇を成し遂げたワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ/米)の次戦は8月25日に米国西海岸で計画されている。その対戦有力候補と目されるWBO(世界ボクシング機構)同級王者レイムンド・ベルトラン(36=メキシコ/米)陣営が、「試合に備えてトレーニング・キャンプを始めたい」と話している。
ロマチェンコの次戦についてはトップランク社のボブ・アラム・プロモーターが「まだ決定ではないが」と前置きしながらも、「8月25日、(米国カリフォルニア州イングルウッドの)フォーラム」と具体的な日程を明かしている。その第一候補がWBO王座を持ち、同じトップランク社傘下にいるベルトランだ。ロマチェンコ対ベルトランが実現すれば、統一戦という付加価値がつく。WBO王者陣営のスティーブ・フェダー・マネージャーは「もちろん試合(リナレス戦)は見た。(ベルトランがロマチェンコと)対戦する可能性があることも知っている。楽しみにしているよ。ベルトランはテレンス・クロフォード(米=2階級制覇王者)と戦って生き残ったんだ。それを忘れないでほしいね。(ベルトランは)休養をとりながら準備に入っているが、トレーニング・キャンプをスタートさせたい」と話している。ロマチェンコ陣営の判断を待つことになるが、どうやら統一戦に向かって話が進みそうな気配だ。